2025/2/14 18:03

投稿者: | 2025年2月14日

<長いです>


新しいPCは組みました。

さて、旧PCのSSDをそのまま移植して、環境を連れていきます。
しかし、ハードウェアの構成が変わったのでWindowsのライセンスは再認証が必要に。
でも大抵は「最近ハードウェアを変えましたか?」のリンクを踏んで、表示されたリストの中から旧PCを選べば再認証、、、のはずだったのですが。

ところで、最近のライセンスは「デジタルライセンス」ってのになっていて、いわゆるシリアルナンバー的なものは最初しか使わないそうで。使ったときにMSのアカウントに紐づけされます。なのでMSのサイトにログインすると自分のPCの一覧が表示されて、そこにWindowsのライセンスがあることが分かります。
「乗り換え時には自分の同じIDでログインすれば、リストから選ぶだけで移行はカンタン!」というのが、MSの売り文句であり、FAQでもありました。

しかし今回はそうはなりません。なんでや。

一旦、SSDを旧PCに戻して確認します。「正常」。
移動します。「再認証してください」→候補になし。

うーん。
しかもSSDを交互に移動していると、アカウントのPC一覧に同じ名前が2つ出てきてしまってやりにくかったので、新規PCは余っていたSSDで新規インストール。

リストのPCも出たり消えたり、それぞれ一日ぐらいずつ時間をおいてみたり。改善せず。
4回ぐらい繰り返して、再認証時の候補の画面に「要件を満たさないPCの一覧」というリンクがあるのに気が付き、押してみるとそこにいました。なるほど。
しかし何故こいつが要件を満たさないのかわかりません。ちゃんとWindows11で動いているのですが。
アカウント画面でPCの一覧を見たときに、メーカー製PCは「Windows11 Pro」と表示されているのに、こいつだけ「Windows Pro」と表示されていました。はて、何が違うのでしょう。

これはもう、意を決してサポートに問い合わせだな。


ぱっと検索すると電話番号が出てきますが、MSの公式ページではないです。
しかし、公式のコミュニティ掲示板(ただし記事は古い)にも出てきたので、とりあえず電話してみます。

すぐに繋がりましたが、音声ガイダンス。
要件などをボタンで押しますが、途中で突然「どちらですか?」と聞かれて無言に。意味が分からなく、頭にハテナを飛ばしていると、もう一度同じ問いかけが。ここでふと思ったのが「音声で返答せよ」ということか、えっ?音声認識するのかい?!と思って話しかけると、ガイダンスが進みます。オイッ、そこまでは「~の場合は1を押してください」とか言ってくれていたのに、急に何もなく「音声で回答せよ」って不案内過ぎない?せめて「音声でご回答ください」って言えよ。

閑話休題。
ガイダンスが終了する直前、「次のURLに接続してください」と言われてURLを告げられましたが、自動音声の英語が大変聞き取りにくく、『はああああ????どないせってんねん!』と大激怒、、、と思ったら「今のURLをショートメールで送りましょうか?」とか言い出します。『そりゃそうだろ!』と思いましたが、この回答がまたこちらからの音声認証。だからこっちが喋らなきゃいけない時は促せってば!(2回目)

別PCでURLにアクセスすると、「受け付けました、こちらから連絡します」との表示。
ええー? と思っていると5分もせずに電話が鳴りました。早い。
中断した場合のかけ直し先の電話番号を確認したら、症状と状況の説明。ライセンス認証の問題であること。旧環境は問題が無いこと。10分ほど話して、受付番号を発行されたのち、ライセンスの窓口に取り次ぎますとのこと。

しかし、転送された直後「ただいま電話が混雑しており~」の自動音声と保留音。
1時間。保留音。

しかし、1時間待ったらちゃんと繋がりました! 自動音声ではなく人が出ましたよ!
ライセンス認証の問題であることとと症状を確認したら、「クイックアシスト」とかいうソフトを起動するよう言われて、言われるがままに。

ここでアドレスとパスワードを入力することになりましたが、アルファベットを伝えられるのに急にフォネティックコードのようなものを言い始めてまた困惑。「GoogleのG」とかなんですが、私個人的には統一されたコードは馴染みがあるものの、一般の人にも分かるよう、現代で良く使う言葉に置き換えられてしまってまた困惑。一般的にあまり聞きなれないものもあるし、そもそも日本人的には「グーグル」であって「G」は連想しない。


電話口でなんとか理解して入力し、許可を与えるとカーソルが急に動き出します。設定でライセンスの状態などを確認。
現状はWindows11ですが、その前はもちろんWindows10、その元はWindows8のパッケージです。その説明をするとその「パッケージにあるライセンスキーをメモ帳に入力して共有してください」と言います。
はいはい、用意してますよ~。と入力すると、『これは、アップグレードライセンスですね。その前のライセンスキーはありますか?』とのこと。

ええー? その前?? これはちょっと予想外。
捨てた覚えはないので家の中のどこかにはあると思うけど、今すぐには出てこない。と伝えて、仕方なし、サポートは終了。

1時間待ったのに…。


後日。

たまたま用事があったので平日休みを取りました。先に用事をすませて、レッツ家探し。
8の前だから7かな~と探し始めます。

PCのガラクタをひとまとめにしていたエリアから捜索開始。
まず箱を開けると、、、Palm! Vとか、Treo680とか、T|Xとか。
次に引き出しを開けると、、、Palm! Visorとか、TJ37とか。
その上の収納ボックスを開けると、、、Palm! m100とか。
さらに埃だらけの箱を開けると、、、クレイドル、クレイドル、クレイドル、クレイドル!

おいおいPalmばっかりやな…(真っ青)
さらにhp Jornada 680が出現! 箱の中が空だと思ったらこんなところに!(脱線)

Windowsの影は微塵もなし。

次はCD関係。
子供が生まれたときにCD類は段ボールに詰めてラックに収納してしまったので、まずラックの前を片付けて~、ラックを引き出し~、段ボールをひとつづつ開梱。
これは音楽CDの箱。うわシングルCDだ。
こっちは映画のDVD、、、。
お、PC関連のCDが入った段ボールはこれか! しかしWindowsのパッケージは無し。ただ、長く使ったWindows2000のCDはここに。確かに、PC関係のCDはこの箱に全部あるみたい。
最後、一番下の段ボールからは行方不明と思っていたQuadora605が出現。おお、おまえ、ここにいたのか!うれしくて小躍り。(もう一回脱線)

うーん。CDサイズではなく、プラスチックの大きめのパッケージだった気がする。と思いつつ普段まだ使う方のPC関連の引き出しを開けたら、一番奥に居ました、そう、何度も再インストールして見慣れたパッケージ! じゃじゃーん。「Windows Vista」。
おおう? Vista?
そうか、自宅では7は使わないでVistaで乗り切ったんだっけ。
Macだったので、Windowsは必要な時しか使わなかったのよね。


さあ、終盤です。

ライセンスキーが出てきましたので、再度MSに電話。
ガイダンスを乗り越え、URLが発行されアクセス。「折り返します。」
今度は15分ほど待ちました。
総合窓口で、ライセンスについて話をしたのち、実は数日前に一度連絡して一度受付番号を発行してもらっていることを説明。受付番号を伝えると少し待たされ、即座にライセンスの窓口に転送。

今度は30分弱でライセンスの担当に接続。
事情を伝えたのち、一度電話していてその時手元に古いライセンスキーが無かったので一旦サポートを切った旨、説明。前回の受付番号を伝える。

じゃあってことでVistaのライセンスキーを伝えると、、、

『うーん? これも アップグレードって出ますねぇ』

はああああ????
なんだとおおお。
ちょっと待て、さっきWindows2000のCDあったじゃん! 待って待って

意気揚々とWindows2000のライセンスキーを伝えます。

うーん… これも アップグレードって…

はああああああああ????????
おうおう、ちょっと待て、俺は持ってるぞ。
Windows98! そしてWindows95
あっ、98のCDに「アップグレード」って書いてある…!
95?95のライセンス必要? パッケージオープン!
FDがいっぱい入ってて、、、 あれれ、FDしか入ってない!
ライセンスキーの証書は?!?!
ぐはあ…。

と、電話口で伝えたところ、
『上長に確認取れたのでオッケーです。
2000までで分かった分のでそれで良しとします。
いやー、これはかなりのレアケースですねー。

許してもらえました。うはー。
古いPCを操作して、現在のライセンスキーを解除したのち、なんだか社内のサーバーに申請出して、5分ほどして返ってきたメールに新規のライセンスキーが記載されており、しがらみのない、まっさらな新規のライセンスキーをもらえました。
そいつを新PCの入力欄に入れたら、認証成功。

曰く、どこにも証拠がないライセンスキーなので、紙に印刷して取っておくのがオススメですとのこと。ショップで買ったわけでもなし、何の証紙もないわけですね。


というわけで、無事、ライセンス移行は成功しました。

しかし、11の前に10、その前は8だったのは覚えてましたが、これがアップグレードだったのは失念していました。
今になって思うと、確かにWindows8がリリースになったときにキャンペーンで安かったのです。そうそう、安いからって2ライセンス目まで買ったっけ。

Vistaは、存在忘れていたけど、Core2DuoなMacBookProでWindowsのゲームやるのにしばらく使っていました。利用頻度が低くて7を買うことなくVistaで乗り切ったのでした。
そしてそのVistaのパッケージには「アップグレード版」の文字が。
お、おう。

すると次に思い当たるのは長く使ったWindows2000。NT4.0から派生したサーバー向けでしたが、「高機能なWindows」として普通に売られていたものでした。
この時もMacがメインだったから、XPは使わなかったんですね。
しかしこれもアップグレードと言われました。そうだったっけかな。まぁ、確かにアップグレード版は1万円ぐらいは安かったのだろうけど…。

で、出てきたのはWindows 98 SE。しかし盤面に「アップグレード」の文字が。

そしてちゃんと取ってありました、Windows 95のパッケージとFDが40枚弱。
しかしライセンス証書が無いとは思いませんでしたね。
思うに、Windows7の頃には95とかは海賊版のライセンスキーとかで回っていて、たぶん元のキーを使う必要がなかったのだと思います。
実際使ってないしね。


というわけで、私のWindowsのライセンスは、95のキーから延々と「アップグレード」だったらしいです。
一度も正規料金払ってないんかい!

いや、最初の95は、、、

「アカデミック版」

一度も正規料金払ってないんかい!

おあとがよろしいようで。

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